2021年1月27日(水)曇り時々雨
(公開: 2021年01月27日)
先日とある同胞にこの本を読んでみろと勧められました。
「燃ゆる飛鳥と韓三国」(上下巻)
ウリナラの三国時代―高句麗、百済、新羅が当時中国の隋や唐と闘いながら日本とどのような関係を築いていたのかを描いた小説です。
非常に面白くすぐに読んでしまいました。
「自粛生活」が続くので夜家にいる時間が多いかと思います。
家族とコミュニケーションを取りながら読書を楽しみました。
小説は勇敢な我々先祖たちの活躍を思い描くのも楽しかったが、ウリナラの影響によって「日本語」になった言葉などが登場します。
例えばこの本の登場人物である中臣鎌足(かまたり)タリ=足、また両国の友好のかけ橋(橋=朝鮮語でタリ)になる事を願う一心で名付けたなど色々な「言葉」も登場します。
大昔から交流が盛んで非常に信頼関係も厚かった両国。
時に関係が崩れかける場面はたくさんありますが先人たちは関係修復のために努力を惜しみませんでした。
この本に推薦の言葉を寄せている元総理大臣の福田赳夫氏は「・・・この時代を知ることこそ我が民族の原点を知る事にほかなりません・・・」と言っています。
両国にとってより良い時代を迎えるのは我々の責務ではないでしょうか。
(W.G)